オリーブ葉は古代オリンピックの勝者にささげられる冠として有名ですが、古来から地中海地方では薬用植物として利用されてきました。
最近になってオリーブ葉にはオレウロペインなどの抗菌作用や抗酸化作用、血管拡張作用などを持つポリフェノール類が多く含まれていることが明らかになりました。
一方、オリーブの実の生産には適度な剪定が必要になりますが、その剪定需要は圃場にすきこまれるのが大部分で、一部、オリーブ葉茶として出回るのみでした。
そこで、あまり有効活用されていないオリーブ剪定樹葉を鶏の飼料に利用するための研究を進めています。
鶏はヒトやウシ、ブタなどに比べて苦味への反応が小さいといわれており、苦味の強いオリーブ葉も粉末状にして他の飼料とまぜてやれば、問題なく食べてくれます。
佐賀大学農学部動物資源解発学研究室ではこれまでに、乾燥オリーブ葉を烏骨鶏や国産商用採卵鶏への配合飼料に添加する試験を実施してきました。
その結果、現在までに乾燥オリーブ葉添加により、卵黄色が濃くなり、回腸内容物の乳酸菌が増えるなど、鶏の健康状態を改善する可能性があることを報告しております。
学会発表
烏骨鶏飼料への乾燥オリーブ葉の添加 2018年10月 日本暖地畜産学会
オリーブ葉給与ニワトリにおける腸管内容物の16S rRNA群集解析 2019年10月 日本暖地畜産学会
乾燥オリーブ葉を添加した採卵鶏飼料の検討 日本畜産学会2021年 春季大会
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