佐賀大学農学部 応用生物科学科 動物資源開発学分野 和田研究室

烏骨鶏特異的遺伝子変異についての研究

これまでの研究成果

ミトコンドリアD-loopのシーケンス結果から、わが国の烏骨鶏が大きな遺伝的変異を持つことを明らかにした(Rowshan et al.2011)。 わが国の烏骨鶏においてプロラクチン遺伝子のプロモーター領域における24bpの欠失が保存されていることを確認した(和田ら 2008a,b)。

プロラクチン遺伝子領域周辺に烏骨鶏と他の品種の間で連鎖不平衡ブロックが存在していることを発見した(岳ら 2011)。

また、烏骨鶏の生産形質と候補遺伝子との関連性について検討した結果、ニューロペプチドY遺伝子が卵殻強度について有意な関連性を示した(p<0.05)。また、雄の50日齢体重について、プロラクチンとドーパミンD2受容体遺伝子が有意な関連性を示した(p<0.05)(Rahman et al. 2014a)。

さらに烏骨鶏の生産形質とZ染色体上のDNAマーカーとの関連性について検討した結果、産卵率、卵重、雌の150日齢体重、雄の150日齢体重と300日齢体重との間で関連性のあるDNAマーカーを発見した(Rahman et al. 2014b)。

論文

Relationship between Production Traits and DNA Markers on the Z Chromosome in the 5th Generation of selection program of Silky Fowl. MD. Mijanur Rahman, Yuki Nishiyama, Ken-ichi Yamanaka, Kajio Anann, Yasuhiko Wada. J. Warm Regional Society of Animal Science, Japan. 57 (2): 115-122. 2014.

Relationship between the Production Traits and three Candidate Genes in the Prolactin’s In/Del×In/Del Population of Silkie Fowl. MD. Mijanur Rahman, Riho Matsuda, Tomoe Matsuda, Yuki Nishiyama, Kosuke Jozaki, Kajio Anann and Yasuhiko Wada. J. Poult. Sci. 51: 138-143. 2014.

産卵率にもとづいて選抜された烏骨鶏選抜第5世代における生産形質と2番染色体上の候補遺伝子との関連性について、ジャーハン ローシャン, 松田智恵, 松田莉朋, 砂川知絵子, MD ミザヌル ラハマン, 小原瑛子, 阿南加治男, 和田康彦。日本暖地畜産学会報 55(2): 115-120, 2012

烏骨鶏と白色レグホーンにおけるプロラクチン遺伝子領域周辺の連鎖不平衡ブロックについて。岳 佳?・松田莉朋・ローシャン ジャーハン・下桐 猛・穴井豊昭・和田康彦。日本家禽学会誌 48(J2): J63-J68, 2011

Japanese Silkie Fowls are widely distributed in the Phylogenetic Tree derived from Mitochondrial complete D-loop Nucleotide Sequences. Jahan Rowshan, Miyuki. Kumagae, Masahide Nishibori, Hiroshi Yasue and Yasuhiko Wada. J. Poult. Sci. 48: 176-180. 2011.

烏骨鶏選抜集団におけるプロラクチン遺伝子プロモーター領域の24-bpの挿入と生産形質との関連性。和田康彦、中牟田裕子、岳 佳に、松田莉朋、阿部正八郎、阿南加治男。日本家禽学会誌 45: J82-86, 2008

烏骨鶏と他の鶏品種におけるプロラクチン遺伝子のプロモーター領域における24-bp挿入の比較、和田康彦, 戸谷温子, 岳佳に, ローシャン・ジャーハン。西日本畜産学会報 51: 39-42, 2008.

学会発表

烏骨鶏選抜集団第5世代における8番染色体上のDNAマーカーと生産形質との関連性。西山由紀・MD ミザヌル ラハマン・阿南加治男・山中賢一・和田康彦。日本家禽学会 2014年9月

Characteristics and genotype of candidate genes in the prolactin’s In/Del x In/Del population of Silky fowl. MD. Mijanur Rahman, Riho Matsuda, Tomoe Matsuda, Kajio Anann, Yasuhiko Wada. The 11th World Conference on Animal Production. 2013年10月

Relationship between production traits and DNA markers on chromosome Z in the 5th generation of selection program of Silky fowl. MD. Mijanur Rahman, Yuki Nishiyama, Ken-ichi Yamanaka, Kajio Anann, Yasuhiko Wada. 日本暖地畜産学会 2013年10月

Relationship between the production traits and the candidate genes in the prolactin’s In/Del x In/Del population of Silky fowl. MD. Mijanur Rahman, Riho Matsuda, Tomoe Matsuda, Kajio Anann, Yasuhiko Wada. 日本家禽学会 2013年3月

Characteristics and genotype of candidate genes in the prolactin’s In/Del x In/Del population of Silky fowl. MD. Mijanur Rahman, Riho Matsuda, Tomoe Matsuda, Kajio Anann, Yasuhiko Wada. 日本暖地畜産学会 2012年11月

烏骨鶏と白色レグホーンによるゲノムサブトラクション法を用いたPCR-RFLPマーカーの開発。松田智恵・ジャーハン ローシャン・新田典之・松田莉朋・MDミザヌル ラハマン・小原瑛子・西堀正英・和田康彦。日本暖地畜産学会 2011年10月

44kマイクロアレイを用いた烏骨鶏4日胚および5日胚における網羅的遺伝子発現解析。松田莉朋、仁田坂俊輔、砂川知絵子、松田智恵、和田康彦。日本畜産学会 2011年8月

Study of the Specific DNA region of Silkie fowl. Rowshan Jahan, Noriyuki Nitta, Riho Matsuda, Chieko Sunagawa, Yasuhiko Wada。日本暖地畜産学会 2009年10月

烏骨鶏におけるプロラクチン遺伝子プロモーター領域In/In個体の作出と生産形質との関連性。松田莉朋、岳 佳に、砂川知絵子、阿部正八郎、阿南加治男、和田康彦。日本畜産学会 2009年9月

烏骨鶏におけるプロラクチン遺伝子領域周辺の連鎖不平衡ブロックについて。岳 佳?、松田 莉朋、ジャーハン・ローシャン、下桐 猛、和田 康彦。西日本畜産学会 2008年10月

烏骨鶏選抜集団におけるプロラクチン遺伝子プロモータ領域の1塩基多型と生産形質との関連性。和田康彦、中牟田裕子、岳 佳に、阿部正八郎、阿南加治男。日本家禽学会 2008年3月

プロラクチン遺伝子領域における烏骨鶏と他の鶏種の遺伝子頻度の比較。岳 佳?、ジャーハン・ローシャン、戸谷温子、和田康彦。動物遺伝育種学会 2007年11月

わが国の烏骨鶏集団におけるプロラクチン遺伝子プロモータ領域における遺伝変異。和田康彦、新田典之、戸谷温子、ジャーハン・ローシャン、岳 佳に。西日本畜産学会 2007年10月

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最終更新年月日 2005年3月24日