本研究室のブログをご覧の皆様、こんにちは。
今回は、私(和田康彦)が新たに出版いたしましたKindle本について、その学術的な背景とともにご紹介させていただきます。
書名は、『皇帝の財務諸表:キャッシュフローで読み解く歴史の興亡』です。
一見すると歴史学や経済学の範疇に見えるテーマですが、その根底には、私が長年専門としてきた「家畜育種学」や「生物学」の分析手法が深く息づいています。
■ 専門知の見地から「歴史」をシステムとして捉える
生物が限られた資源(エネルギー)をいかに効率的に分配して生存・繁殖戦略を立てるかという視点は、実は巨大な「国家」というシステムの維持・崩壊を分析する際にも非常に有効です。
本書では、帝国の維持費を「代謝コスト」として、税収や物流を「エネルギー流入」として捉え直し、歴史上の事象をデータと経済合理性に基づいて解剖しています。
- 家畜育種学的な「選抜」と「適応」の論理
- 生物学的なリソース配分の最適化
- 25年にわたる投資経験に基づくキャッシュフロー分析
これらを掛け合わせることで、従来の文系・理系という枠組みを超えた「学際的な歴史分析」を試みました。
■ 学生・研究者の皆様へ
一つの専門分野を深めることはもちろん重要ですが、その知見を他分野に応用することで、これまで見えなかった構造が浮かび上がることがあります。本書は、専門知を社会や歴史の理解にどう役立てるかという、一つの実践例でもあります。
歴史に興味がある方はもちろん、分析手法の広がりに興味を持つ学生諸君にも、ぜひ手に取っていただきたいと考えています。
詳細および購読については、以下のリンクをご参照ください。
【書籍詳細】
『皇帝の財務諸表:キャッシュフローで読み解く歴史の興亡』
[Amazonリンク:https://www.amazon.co.jp/dp/B0GPJMGG53]
今後も、自身の研究成果を社会に還元すると同時に、多角的な視点での執筆活動を続けてまいる所存です。