和田研究室の研究紹介

受験生向け

ごあいさつ

現代はまさに技術革新の時代です。

19世紀に始まった電気についての研究は20世紀になって輝かしい発展をとげ、私たちのまわりにはテレビ、パソコン、携帯電話などエレクトロニク スの技術を利用した製品に満ちています。特にコンピュータの発達は必然的にコンピュータネットワークの発展を促し、今やインターネットは日本や欧 米諸国を中心に猛烈に普及しはじめています。ですから、電気の研究で有名なフランクリンたちが作ったアメリカが唯一の超大国となって世界をリード しているのは当然と言えば当然のなりゆきです。

また、ワトソンとクリックのDNA二重らせん構造の発見に端を発した分子生物は、PCRやノックアウトマウスなどの重要な技術を精力的に開発 し、今やヒトの染色体のDNAの全塩基配列を決定するまでになりました。われわれの畜産分野のみをとりましても、受精卵移植技術の普及、受精卵ク ローンの成功を経て、体細胞クローンや形質転換家畜などを作れるようになってきました。

このような情勢の中で当研究室では上記のような研究を行なっています。リンクをたどっていただきますと、詳細な説明を見ることができるようになっています。

学生諸君のなかで研究内容に興味を持たれた方は遠慮なく研究室までお越しください。また、他の研究機関の研究者や大学院生の方で共同研究を希望される方はメール等でご連絡いただければ幸いです。

研究概要

当研究室の研究目的は、ゲノム情報と分子生物学の技術を駆使して、家畜・家禽の育種改良を進めることです。

特に、TPPをはじめ日本の畜産業の置かれている厳しい状況を踏まえて、高品質・高付加価値の畜産物を効率的に生産できる育種改良のための技術開 発に取り組んでいます。

そのなかで、薬用鶏や愛玩鶏として高価に取引されている烏骨鶏と、佐賀県が生んだ最高級の肉質を誇る佐賀牛について研究を進めてます。

また、近年、家畜家禽の伝染病が猛威をふるっていることから、病気に強い家畜家禽の作出に向けての基礎研究も進めています。

さらに当研究室は、わが国で唯一、家畜家禽のゲノムインフォマティックス(ゲノム情報学)を研究している研究室でもあります。

研究内容の詳細については下記のリンク先をご参照ください。

烏骨鶏についての研究

烏骨鶏とは
烏骨鶏特異的遺伝子についての研究
家畜家禽のミトコンドリアDNAについての研究

乾燥オリーブ葉のニワトリ飼料への添加についての研究

オリーブ剪定樹葉の鶏飼料への利用

免疫関連遺伝子についての研究


家畜家禽の免疫関係遺伝子についての研究
ニワトリ飼料への乳酸菌資材の添加による腸内菌相と腸管における免疫関連遺伝子の変化についての研究

佐賀牛についての研究

佐賀牛とは
佐賀牛における経済形質関連遺伝子についての研究

家畜家禽のゲノム情報学

家畜家禽におけるゲノム情報学
脊椎動物のゲノム進化についての研究
家畜家禽の核内受容体遺伝子についての研究

農林水産省畜産試験場時代の研究

豚の連鎖解析・QTL解析についての研究
種畜の遺伝能力評価法についての研究
家畜家禽の発育様相についての研究

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