佐賀大学農学部 応用生物科学科 動物資源開発学分野 和田研究室
家畜家禽の発育様相の改良
肉用家畜、家禽の改良において発育速度の改良は大きな位置を占めています。 しかしながら、ある一定期間の増体量のみについて選抜しますと、他の発育 ステージにおける発育パターンをも変化させてしまいます。例えば、わが国 の黒毛和種においては、一時期増体重視の改良がされていましたが、その 結果として成熟体重の増加を招きました。 成熟体重の増加は繁殖雌牛の維持に必要な飼料量を増加させるとともに、 また飼養管理時の飼育者への負担を増大させました。 従って、成熟体重の増加を防ぎながら肥育期間における増体量を向上させる ように改良する必要があります。
これまでの研究成果
体重小方向への長期選抜に伴う日本ウズラの体重と繁殖形質の変化、日本家禽学会誌 41:J216-226, 2004. 朴ら
日本ウズラの体重大方向への選抜限界、日本家禽学会誌 41:J207-215, 2004. 朴ら
Purebred and crossbred performances from a Japanese quail line with very small body size. Animal Research 53, 145-153, 2004. J. Piao et al.
日本ウズラの体重小方向への選抜限界、日本家禽学会誌 41:J8-J18, 2004. 朴ら
日本ウズラの生産形質に関するヘテローシス効果 1)体重大系統と無作為交配集団の系統間交雑におけるヘテローシス効果、日本家禽学会誌、39, J139-J146, 2002. 朴ら
Genetic aspects of the growth curve chracteristics in Japanese Black cows. Jpn. J. Zootech. Sci. 58, 1078-1085, 1987. Y.Wada and A. Nishida
非線形発育モデルの当てはめによる黒毛和種雌牛の体重の発育様相の把握, 日本畜産学会報, 54, 46-51, 1983. 和田ら
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最終更新年月日 2004年6月4日