佐賀大学農学部生物生産学科 畜産学実験実習 講義テキスト  科目ホームページ

TAクローニング

Taqポリメレイスを用いたPCR産物は、その両端にAのオーバーハングを形成します。 Vector側の切断端にTのオーバーハングを作っておけば、PCR産物を容易にクローニングすることができます。 このようなベクターをTAベクターと呼び、TAベクターを用いたPCR産物のサブクローニングをTAクローニングと言います。

ただし、PCR酵素の中にはPCR産物の両端にAのオーバーハングを形成しないものもあり、 その場合にはTAクローニングはできません。 また、Taqポリメレイスを利用している場合でも、条件によってはクローニング効率がかなり悪くなる場合があります。

ライゲーションしたプラスミドをエレクトロポレーションする場合には、電流の流れ過ぎを防ぐために、プラスミドDNAを精製する必要があります。

実験手順

最終更新年月日 2007年5月7日

佐賀大学 農学部 動物生産学分野 和田研究室

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