佐賀大学農学部生物生産学科 畜産学実験実習 講義テキスト 科目ホームページ
プラスミドDNAの抽出
スピンカラムキットを用いてプラスミドDNAを抽出し、
分光光度計を用いてプラスミドDNAの濃度と純度を測定する。
実験手順
- 試験管から1.2ml程度の菌液を1.5mlマイクロチューブに移す
- 12000rpmで3分間遠心する
- 上清をマイクロピペットで吸い取って廃棄瓶に移す
- バッファーP1 250マイクロリットルを1.5mlマイクロチューブに加える
- 激しくボルテックスして、沈殿を溶かす
- バッファーP2 250マイクロリットルを1.5mlマイクロチューブに加える
- やさしく6回上下に反転して攪拌する
- バッファーN3 350マイクロリットルを1.5mlマイクロチューブに加える
- やさしく6回上下に反転して攪拌する
- 15000rpmで10分間遠心する
- 上清をピペットで取ってQIAprepカラムにアプライする
- 15000rpmで1分間遠心し、廃液を捨てる
- QIAprepカラムにバッファーPBを500マイクロリットル加える
- 15000rpmで1分間遠心し、廃液を捨てる
- QIAprepカラムにバッファーPEを750マイクロリットル加える
- 15000rpmで1分間遠心し、廃液を捨てる
- 15000rpmで1分間遠心し、廃液を捨てる
- QIAprepカラムを新しいチューブにセットする
- バッファーEBを50マイクロリットル加える
- 15000rpmで1分間遠心する
- 廃液やチップなどはオートクレーブ滅菌する
- チューブに落ちたプラスミドDNA溶液を0.5mlチューブにピペットで移す
-
- 分光セルにDW水を加え、分光光度計のブランクを取る
- 1.5mlマイクロチューブにDW水390マイクロリットル加える
- 抽出したプラスミドDNA溶液 10マイクロリットルを上記のチューブに加える
- 上記のチューブの溶液を分光セルに移し、分光測定する
注意事項
- この実験は組み換えDNA実験に該当しますので、注意事項を遵守してください。
- 組み換えDNA実験指針に違反すると法令で処罰されます。
最終更新年月日 2003年5月26日
佐賀大学 農学部 動物生産学分野 和田研究室
ywada@cc.saga-u.ac.jp