佐賀大学農学部応用生物科学科 動物資源開発学実験実習 講義テキスト 科目ホームページ
液体培地の作成
プラスミドなどの人工組み換え体DNAは一般に大腸菌に形質転換して、
大腸菌を培養することによって、増幅します。
プラスミド抽出のための大腸菌培養では、普通はLB液体培地を使用します。
- 乾熱滅菌した200ml試薬瓶と500mlビーカーを用意する
- 以下の試薬を計量し、ビーカーに入れる
- NaCl 2g
- Tryptone 2g
- Yeast extract 1g
- DW水をメスシリンダーで150ml計量し、ビーカーに入れる
- クリーンベンチ内に移してスターラーで混ぜて溶かす。真冬など、溶けにくい場合は、ホットスターラーで30度程度に加温してもよい。
- スターラーを回しながら5N NaOHを少量(25μlずつ)加えて、pH7.0±0.1に調整する。
- メスシリンダーに溶液を入れ、DW水で200mlにメスアップする。
- 溶液を試薬瓶に移し、試薬瓶の蓋を軽くしめて、オートクレーブする(120度20分)
- 室温に下がってから冷蔵庫で保管する
最終更新年月日 2010年6月10日
佐賀大学 農学部 動物資源開発学分野 和田研究室
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